ふらりひとりイギリス⑤
ついにこの日は完全自由行動の日。
普通に寝坊しました。
滞在中、毎日朝食はホテルのイングリッシュ・ブレックファスト(バイキング)を食べていた。
厚いカリカリベーコン、クリームチーズ、ギリシャヨーグルトが美味しくてハマりました。
自分は肉より魚より野菜が好きなんですが、毎日この葉っぱ(ベビーリーフ???)と巨大なきゅうりの輪切りしか無くて、レタスとかキャベツとかブロッコリーとか、繊細な(?)野菜が恋しくなった。
「月と六ペンス」を書いたサマセット・モームが「イギリスで美味い飯食べたいなら朝食を3食食えばいい」と皮肉を言ったとか言わないとか。
メシマズ大国とか聞いてたので身構えてたけど、別にそんなまずいご飯には出会わなかったですよ。
ドイツ人の知り合いは「イングリッシュブレックファストと、インターナショナル選べたら絶対何がなんでも後者選ぶけどね!」と言ってたけど。
ロンドンといえば二階建てバス「ダブル・デッカー」!
入国初日にホテル近くの駅の券売機で買っておいたオイスターカード(日本で言うPASMOみたいなやつ)を使うときが来た!券売機は日本語表記も選べます。
※オイスターカードは£5のデポジットと、最低£5のチャージが必要。(合計約1500円)
デポジットと残額はもちろん払い戻しできるけど、購入から48時間後からでないと手続きできないので、帰国スケジュールを考えて買わなきゃいけないのだ!
バスの乗車料金は£1.5。バスは1日どれだけ乗っても最大£4.5なので、4回以上乗るとお得。
地下鉄は平日、休日、時間帯、距離で金額が変わるし初乗りが最安£2.4なので安く動きたい人はバスがおすすめ。
ただしロンドンの道路はとーーーにかく渋滞するので急いでる人は時間の読める地下鉄を使うべし。(でもしょっちゅう運休するらしいので注意)
わたしはイギリスに行く前に「citymapper」というアプリをDLしていったんだけどこれがほんとに優秀だった。
こんな感じでいくつか候補のルートを出してくれて、金額やバスの番号、どのバス停で降りるか、さらにどこが渋滞しているのかも教えてくれる。
ロンドンのバスはめちゃくちゃ路線が多いけど、路線番号と行き先、降りるバス停だけしっかり覚えておけばどうにかなります。
ダブルデッカーに無事に乗り、トラファルガー広場でバスを降りてナショナルギャラリーへ
実はこの日、春節記念パレードの準備のために広場に特設ステージが出来てしまい、こんな写真しか撮れなかった…中国の存在感たるや…
とにかくイギリスの美術館博物館は建物そのものが素晴らしくて大好き!
あとだだっ広いから一つの絵画に人が殺到することもなくゆったり見られて本当によい。
マップを見ながら館内をうろうろしていたらマッチョなスタッフが急に声をかけてきてめちゃくちゃびびった。
が、親切にも「フェルメールはマップとは違ってこの奥の部屋に飾られてるよ」と教えてくれた。
£5で日本語対応の音声ガイドも借りられる。自分も借りてみたけど、すべての絵が日本語対応していないのと、解説がめっちゃ長い。1作品5分くらいべらべら喋ってるので聞き終えずに次の部屋行ったりした。笑
結論・ガイドなくても楽しめると思います。
ナショナルギャラリーを後にして、地下鉄にチャレンジ!オイスターカードなら安く乗れる。
自分は日本で地下鉄関係の仕事をしているので、世界で初めて走ったロンドンの地下鉄、絶対乗りたい!と思って来た。
けど、さほど感動は無かったな笑
思ったより古い車両が走ってる。あとドアがすごく大きい。日本の2倍くらいありそう。
シャーロックホームズが住んでいたと言われているベーカー街の最寄り駅「ベイカーストリート」で降りた。世界中のシャーロキアンらしき人たちがホームズ像を撮っていた。
ちなみにベイカーストリートにはマダム・タッソーという蝋人形で有名な博物館?もある。
ツアーの参加者の中には「ヘンリー王子とメーガン妃が別室に飾られてるの見に行くわ!」という人もいた。そのうち撤去されないことを祈っています。
向かったのは「ウォレス・コレクション」。
イギリスのとある貴族のプライベートコレクションなんだけど、貸出が一切許可されていないので、見るならここに来るしかない。
ウォレス・コレクションの特色といえば何と言ってもこの豪華なお屋敷。
部屋そのものが芸術。
色んな作品の中に急にベラスケス、レンブラント、ルーベンス、ティツィアーノなんかのオールドマスターの作品が飾られているのでびっくりする。
このコレクションも無料で入場できるので是非。
そしてホテル近くまで帰る。
ロンドンに来たらパブでしょ!と思っていたけど、ロンドンて日本ほど1人呑みの文化はなくて、すんごい迷ったけどここで日和って何も食べず帰るのもなあーーーと葛藤して、人気そうなお店に入ってしまった。
案の定、え?1人?アジアの女が?みたいな空気になった(気がした)けど、女性スタッフが席を用意してくれて無事にパブで夕飯食べられました。お騒がせしました😔
お店のおじさんがとても陽気で、歌いながらサーブしてくれるのが可愛らしかった。
あとシェフがビール飲みながら料理していて、日本じゃ絶対見れない光景だなと思った笑
ワインリストしか渡されなかったので、おじさんにビールのメニューありますか?と聞いたら「フラットなのとスパイシーなの、どっちが好き?」と聞かれ、フラット!と答えたらロンドンプライドをお勧めしてくれた。さっぱりしてて美味しかった!!
ご飯もよく分からないでオーダーしたけど、ポーチドエッグときのことトーストのディッシュすごく美味しかったです。
追加で頼んだチップス(フライドポテトのことをイギリスはこう言う)もビールによく合いました。
席を案内してくれた女性スタッフが私の携帯カバー(日本語が書いてある柄)を見て、日本人ですか?と日本語で話しかけてくれた!少しだけ話せるんです〜と言っていたけどめっちゃ嬉しかった…自分の場違い感ハンパなかったもん…笑
お会計の段階になって、こういうときチップどうするんだろう?と思ったら、なんとチップもカードで払える。
「いくらチップを払いますか?」という画面で「なし」「10%」「13%」「15%」から選べた。その後食事代と合計の額で決済、という流れ。小銭用意しなくて済むしいいかもね。
すっごい緊張したけど頑張って夕飯食べられました。
1人海外のこういうところがほーんと嫌。笑
帰ったらどっと疲れて、風呂も入らず23時くらいまで一眠りしてしまった。
あと1日!⑥に続く。