Sleepless NightS

QOL向上委員会

Hello,

Everythig stars shining so bright to draw the new age.

きんとうか 感想(ネタバレなし)

ようやくすべてのエンド回収しました。大げさでなくマジで過呼吸になるほど泣いて泣いて泣き通した三連休だった辛かった。え〜ん仕事いやだよ〜あと1日くらい寝てぼーっとしたいよ〜〜正気を保てねえ〜。


実はゲームを買ったのは約1年前で、社会人1年目が終わりかけて(かつ繁忙期)疲労から判断力も鈍ってて何も考えず衝動買いしたんですけど、どのルートをやるにも悲しさと感動で延々泣かされる羽目になり、ホイホイ進められなかったんですね。


思い立った時にプレイ再開しては一気に進める…のを繰り返してたんですが、4人攻略するのに1年かかってしまった。実質プレイしてたのは40時間くらいかな。
ゲームのシステム自体はかなり快適で、次の選択肢までスキップできたり、既読早送りもかなり高速だったのでストレスフリーでした。


攻略は「恭→愁→宗定→司」の順でやりました。司は他3人のGOOD END回収しないとルート解放されないので必然的に…。恭と愁は逆でも問題ないと思います。


あと今の今まで知らなかったんですけど、公式のプレイムービーがなんと共通ルート全部公開されてるので興味ある人は是非…


各ルートの概要書きたいんですけど何せ恭と愁は1年前にやったのでうろ覚えで…絶対夏までに2周目やります…感想もちゃんと書く…このゲームに関してはちゃんと自分なりにアウトプットしておきたい…



恭ルートは亡くなった父(渡利の先代当主)との絆、がテーマになるんですかね。愁と宗定は島と自身の生い立ちで苦しむ中で、恭は嫡男ではないのでどちらかというと個人的な問題を解決するシナリオです。
攻略対象の4人の中で一番元気はつらつ、若さで何でもできちゃう。かわいい。他のルートは刹那的な恋でもいいから、というなか恭は颯太との恋に終わりなんか絶対になくて、永遠なんですよね。その分バッドエンドの落差ね。つらすぎ。

愁ルートは物分かりのいい子どものふりをしながら自分の感情に蓋をして大きくなってしまった愁が、颯太と出会うことで徐々に変わっていく…て感じでした(うろ覚え)。
愁は堅物潔癖真人間みたいな顔しておいて、タバコ吸ってたり下ネタ急にぶっこんできたり、よく分からないところでツボ入ったりするすっちゃかめっちゃかな人間でした(身も蓋もない)。好きです。
弟の恭は愁に隠しごとをされていると思っているから兄に噛みつくけど、愁は愁で色々思うところがあって、感情表現が不器用なりに弟ラブなのが可愛かったです。
愁ルートほかに書くことあるだろって自分でもわかってるんですけど…2周目したらまた感想書きます…

宗定ルートは、自身の生い立ちと島の行く末について…という壮大なテーマで進みます。渡利の2人はどちらかというと「島」より「家」の話なので、宗定は島の主であるが故にしがらみも多く、禁断の愛を貫こうなら村八分、バッドエンドは昼ドラよろしく阿鼻叫喚です(かなりトラウマ)。
そのぶんグッドエンドは島の未来を変える、全ルートを総合してみんな(司は除く…)が1番いい方向に向かうルートだったので感動もひとしおでした。
きんとうかでは、亡くなった人の想いが誰かによって捻じ曲げられて悲劇を呼んでいるパターンが度々あって、宗定の場合は両親(特に母)でした。逢巳のばあさん、勘弁してくれマジで。

司ルートは上3人とはまた別の軸でシナリオが展開します。概要だけでもネタバレになってしまいそう。「あの夏」に家も立場もなにもかもを忘れて同じ時を過ごした4人(颯太、宗定、愁、恭)の過去にかなり関わってくるルートです。運命が運命を呼んで…こんなに辛いことって…あるか…???!!!
司が島のみんなにどれだけ愛されていたかを知って、大きくなった4人と再び会うことで自分の人生を肯定できて本当に本当に心からよかったなと思いました
個人的に司ルートはバッドエンド(目を…のエンド除く)も結構好みでした。メリバっぽかったけど、ほんのわずかな救いも見えた気がして。
でも根っからのハピエン厨としては、グッドエンド(?)でさえも、やっぱりどうしても、あるはずのない奇跡を願わずにはいられなかったです。パラレルだって良いんだ…。



攻略対象外のキャラたちもとっても魅力的でした。
逢巳の人間でありながら、ひとりの人間として生きようとする頼もしい夏子ちゃん。渡利兄弟の板挟みになりつついい具合に当主を適当に扱う路夫さん。生い立ちのせいで苦しい思いをしながら逢巳当主に尽くす朝倉さん。

物語そのものはとても切なくて、人の生と死を考えさせられるものだけど、この登場人物たちが集まっててんやわんやするシーンはどこかクスッと笑えることもあって癒しだった。



立ち絵の美麗さに比べてスチルの崩壊具合が学園ハンサムしてたんですけど、重要な場面のスチルは(沢田ジュリオさんが担当されていたのかな?)綺麗だったので不問にします。

いいくぼさんの主題歌、挿入歌は涙なしには聴けなかった…サントラ買いたいけど聴くことによってまた感情をボコボコにされそう…。

前々から、夏の瀬戸内海に使い捨てカメラ持ってエモい写真撮りに行きてえ〜!!!って言ってるんですけど、ほんとに行きたいな…泣いてしまう…


家の近くに彼岸花がたくさん咲く公園?があったので、去年は写真撮りに行きました。彼岸花花言葉は「再会」「思うはあなたひとり」「また会う日を楽しみに」。